アメリカはキリスト教保守の強い国、ということはときどき本などで目にします。ですが宗教に寛容な日本人の感覚からすると、イマイチわからないというのが実際のところ。アメリカの実情を知れる資料を調べたりしてますが、今回はそのなかで比較的大きな勢力のモルモン教をウィキで調べてみます。
○モルモン教
日本での正式名称は末日聖徒イエス・キリスト教会(まつじつせいとイエスキリストきょうかい)。アメリカのキリスト教系新興宗教で、本部はアメリカのユタ州・ソルトレイク。2002年にオリンピックがあったところですね。
教団の公式発表では信者は1200万人以上で、アメリカ4位の規模。ニュヨーク市立大学の調べでは第10の規模とするところもあります。
設立は1830年でジョセフ・スミス・ジュニアという人が中心となって作られました。
○カルト
この教団の教義ですが、細かい部分は最後に載せてるwikiのページを見ていただくとして、一般のプロテスタントなどはモルモン教のことを「異端」と見ています。
そこまで言われる主な理由は
・聖書を不完全なものとして、モルモン独自の聖典「モルモン書」をその上に置いていること。
・教会の最高責任者である地上唯一の預言者「大管長」としていること。
・キリスト教の伝統的な考え「三位一体」を否定していること。
・・・などなど。
あと設立当初は一夫多妻制を認めていたことも批判されている理由のひとつ。
○漂流とユタ州
上のような理由で伝統的なキリスト教徒との軋轢が生まれたモルモン教徒ですが、彼らは独自のコミュニティーを作るなどして孤立化。土地を追われる形でアメリカ国内を転々とします。その途中で設立者が暴徒によって殺されるなども。そして西部開拓の流れで、今のユタ州にたどり着きます。これが1847年のこと。
その後モルモン教徒は半ば独立を目指す動きにでます。それに対して連邦政府は軍隊を派遣し牽制しますが、1857年にはついに衝突することに。これをユタ戦争といいます。結果としてこの衝突は軍隊が撤退するまでの事態に。
その後モルモン教徒と連邦政府の和解交渉が行われます。教団も連プ政府の知事を受け入れる、一夫多妻制を中止するなどの妥協を行い、最終的に1895年にユタ州として認められることになります。
○今のユタ州は?
こうした経緯からいまでもユタ州の人口の70%はモルモン教徒。基本的には保守なのでしょう、共和党の伝統的な地盤になっています。今では昔のように信者以外の住人と争うことはないですが、脱会した人たちの中には精神的被害を訴えたり、批判活動を展開する人も多いといわれています。
・・・・っていうか、こんなところでオリンピックしたのかよ・・・。
(参考)
すべてウィキペディアです。
・モルモン教・ユタ州・ユタ戦争